カテゴリアーカイブ 11 月 2017 さて、前回に引き続き、マッサージの大前提。
というか、あまりにも当たり前すぎて、普段は全然考えないことをふと考えてみました。 ほぐれる、とは、何でしょう? みなさんがマッサージをする目的は何ですか? リラックスするため。 気持ちいいから。 ゆったり出来るから。 体が楽になるから。 では、リラックスしたり、気持ち良くなったり、体が楽になった時、人間の体はどうなっているのでしょうか。 それは、筋肉が「ほぐれている」んです!!! じゃあ、ほぐれてるって、何? 一般的に「体をほぐす」と、血流がよくなり筋肉や関節のこわばりがとれます。 ほぐし方にも色々あり、 *マッサージ *ストレッチ *振動 *温熱 *水圧 *鍼灸 *電気 など様々です。 筋肉に対して圧を加えると、筋肉は一時的に虚血状態になりますが、圧を抜くと、それまでせき止められていた周辺の血液が加速して流れ込んで来ます 。 この動きを何度も繰り返すことによって、通常時よりも血液を循環させることが「マッサージの原理」なのです。 そして、血流がよくなると、筋肉内に新鮮な血液が行き渡ります。 血液の中には、ATPという新しいエネルギー源が入っています。すると・・・・! 固くこわばっていた筋肉がこのATPを取りこみ、筋繊維間の“連結”が外れ、こわばりが開放されるのです!!! こわばりがとれると、筋肉はそれだけ「大きく自由に伸びることが出来るようになる」、つまり、「関節可動域」が広がり、動きやすくなるわけです。 また、血液の流れが良くなると、関節内部にも「関節液」が満たされるようになり、、これらの反応が組み合わさることで、体は徐々にほぐれていきます。 と、ここまでが筋肉だけの表面的なメカニズムですが・・・ 時々やってもやってもほぐれない人!!!いますね~。私もたまにそういう方に当たります。笑。 これは、なんと、神経が関係しているのです。 つまり、筋肉は神経という電気信号によって動きを支配されているので、 ●極度のストレス状態 ●慢性的な疲労 によって交感神経のスイッチがずっとONになった状態だと、筋肉は収縮し続け固まってしまう場合があるのです。 これはこまった~~ この対策としては、とにかく交感神経のスイッチを切り、副交感神経をON!にしないといけないので、とにかくリラックスしていただくために優しく、優しくマッサージ。 なでる、さするなどのゆっくりとした動きが有効です。 人間には「C触覚繊維」という細い神経があって、この神経は「秒速5cm程度の速さ」で触れられた時に最も興奮し、その刺激が脳に伝わってリラックスしたと感じるわけです。 やわらかい手の感触を受けると、コルチゾールなどの「ストレスホルモン」が減退し、オキシトシンなどの「幸せホルモン」が増加する という事実が確認されています。 筋肉が固いからといって、ぐいぐい押すのは時としてNG. 信頼している施術者に体を触られるだけで、ほぐれるということもあるようです。 体の摩訶不思議。これだから人間の体と毎日向き合えるマッサージはやめられません♪ 来て下さったお客様との信頼関係(ラポール)が築けると良いですね♪
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アーカイブ 12 月 2017 カテゴリ すべて 皆さんは、肩こりになるとどこをほぐしますか。
え?そんなの、肩に決まってるじゃないの。と言う声がきこえますね。 でも、もっと効率よくほぐせる方法があったとしたら? そっちを、試してみても損はないですよね。 今回ご紹介するのは、そんな便利な方法です。 それはっ! 「腕をほぐす」 ことです。 肩の筋肉の終着点は、多くがうでに付いています。 三角筋、棘上筋、棘下筋、大円筋、小円筋、肩甲下筋。 どれも肩を動かすには大切な筋肉ですが、 これらの肩を動かす筋肉の停止部が、腕に集まっているのです。 一般に筋肉は、その起始部と停止部をほぐせば、全体がほぐれると 考えられています。 このため、腕をマッサージ→肩も自然とほぐれる、というわけです。 また、腕には肩の凝りにきく何個かの重要なツボがありますが、そのうちでかなり重要なのが、手三里 と呼ばれるツボです。 腕を曲げたとき、肘にできるしわから指三本分のところにあります。 ツボと筋肉の性質をよく知り、イメージしながら、ツライ肩こりを楽にしていきたいですね! アーカイブ 12 月 2017 カテゴリ すべて お客様をマッサージしながら考えたこと。
「効くマッサージのコツはななんだろう??」 お客様の反応を見ていて、いつも実感すること。 また、自分もマッサージを人から受けてわかること。 それは・・・ 強さ と 持続圧の時間 ‼︎ そして、愛。笑。 が、重要な要素となってきます。 強さ。これによって、お客様のリラックス度が決まるので、非常に重要なファクターです。 痛すぎるマッサージは、仮に実際にきいているとしても、お客様が全然リラックス出来ないので、脳内からリラックス物質セロトニンが分泌されず、結果的に体も心も緊張状態なり、マッサージによる効果と満足度は今ひとつ。 その方に合った強さでのマッサージが大事です。 持続圧の時間。 これは、やりはじめてわかったことですが、持続圧の時間が短いと、筋肉が虚血状態になりにくいので、私の経験では、凝っているところは最低でも10秒くらいは圧をかけたほうが、早く筋肉がゆるむような気がします。 以前にも触れましたが、マッサージは、筋肉がゆるむこと。 そして、筋肉をゆるめるためには、いったん筋肉を虚血状態にし(=押すことで圧迫)、それを一気に解放してやることで(=押していた部分を離す)、滞っていた血液が勢いよく流れだし、老廃物も取り除かれてほぐされる(=筋肉がゆるむ)ということになるのです。 凝っているところに長めに圧をかけると、硬かった筋肉がゆるむ速度が早くなります。 筋肉の状態を見ながら、圧の持続時間、気にして下さいね。 そして、最後に、愛! 実はこれが、もっとも不思議なんですが、最も不可欠で、最も重要な事だと思います。 マッサージを受けに来ているお客様の普段の様子や、痛いところ、ほぐして欲しいところ、ここに忙しい時間を割いて来てくれたんだろうなー、など、お客様の状況と気持ちを考えながらマッサージするのと、教えられたことを機械的にこなすマッサージでは、なぜか、そう、何故か。 お客様のリラックス度、ほぐれ度が全く違う気がするのです。 これはもう、愛と呼べますね。いや愛でしょう。 口には出さなくても、気持ちって伝わるんだなぁと、いつも思います。 施術者の方でなくても、自宅で家族に、またはお友達にマッサージしてあげる方は、その人に対して、 「いつもおつかれさま。そしていつもありがとう。大好きだよ。」 という気持ちで、 また、施術者の方は、そんないつも頑張っているお客様の体を応援するような気持ちでマッサージしてあげると、自分も、相手も満足出来るマッサージが出来ますよ♪ |
みなさんこんにちは。Michiです。
シンガポール在住。 リフレクソロジーをやボディケアを教えています。 私はシンガポールでリフレクソロジーに出会い、自然療法であるリフレクソロジーの素晴らしさと感動をお伝えしたくて、講座を開講しています。 私が教えているのは、こちらで学んだシンガポール式リフレクソロジーです。日本でも、シンガポールでも日本語でこの効果的なリフレクソロジーを学べるのはイーグルスリフレクソロジーのみです。 イタ気持ちいい圧で体の不調を改善出来、即効性と効果があるリフレクソロジーはあなたの一生の財産となります。 ぜひ一緒に学んでいきましょう。 アーカイブ
8 月 2020
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